【北京=福島香織】中国・四川大地震発生3日目の14日、中国の武装警察部隊が主力の救援隊800人が震源地の四川省アバ・チベット族チャン族自治州●(=さんずいに文)川(ぶんせん)県入りした。都江堰市から90キロの距離を雨の中、約21時間かけて徒歩で踏破した。成都の指揮センターと連絡をとり救援作業を展開し、すでに500人の死者を確認した。現時点で、県民約11万人のうち約6万人の安否が確認できておらず、被害が増えそうだ。
中国国営の新華社電によれば、●(=さんずいに文)川県では農民家屋のほとんどが倒壊。県城(県庁所在地)の一部の建物も倒壊、残っている建物も危険な状況という。現地入りした救援隊によると、竜渓郷、映秀鎮など村の方が県城より被害が深刻という。震源地には午前中に後続隊470人が入り、救援活動を本格化する。
中国中央テレビ(CCTV)の現地リポートによれば、北川、綿陽などの地域で食料、医薬品、テント、衣服などの無料配布が開始されている。また現地民のボランティアが炊き出しなどを行っている。一方、現地の天候は悪く、感染症の予防が急務となっている。
一方、国務院傘下の地震対策救援指揮部の不完全な統計では14日午前9時現在、地震全体の死者は1万2012人、行方不明者7841人、治療を受けている負傷者は2万6206人となっている。